4月27日(土)、シネプレックスつくばにて。
 クリント・イーストウッドに覆われた映画、でも言ったらいいだろうか。
 ショットガンを放ちながら悪党に向かってゆくアーノルド・シュワルツェネッガーの姿に、イーストウッドの放つ“枯れた貫禄”が漂っているからだけではない。映像の其処かしこにも、彼の“雰囲気”が充満しているのだ。
 コーン畑から「瞬間移動」して敵の眼前に立ちはだかるシュワルツェネッガーの姿は、『ダーティハリー』(71)でのイーストウッドの「神出鬼没」ぶりを想起させるし、車やバスが銃弾の雨あられによってハチの巣になるカットは、まるで『ガントレット』(77)のようだ。
 イーストウッドが主演でもおかしくないような作品だが、一人のプロフェッショナルが即席チームを率いて小さな町を守るという、『リオ・ブラボー』(59)を想起させる物語には、イーストウッドの放つ“枯れた貫禄”だけではなく、ジョン・ウェインのような“荒々しい巨体”を持ち合わせた、シュワルツェネッガーという存在が必要だったのだろう。
 サスペンスを盛り上げていたFBIの存在が、後半では一気に萎んでしまうのが残念だが、激しいアクションの合間にサッと挿入されるユーモアと、怖いもの知らずの老人たちの図太い活躍が、それを補って余りある。
 ムチャクチャに楽しい快作の誕生である。
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