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 1月24日(日)、シネマサンシャイン土浦にて。
 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(85,89,90)でも、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(94)でも、そして『キャスト・アウェイ』(00)でも、監督のロバート・ゼメキスは“時間”をテーマにしてきたが、本作ではツインタワービルにワイヤーを張って綱渡りをしようとするエリック・プティの物語を語ることで、2001年9月11日に崩落してしまったワールドトレードセンターの空間と時間の記憶そのものを映像に刻印しようとしているかのようだ。
 また、綱渡りの練習をするために、少年だったプティの張った5列のロープが1列ずつ減ってゆくにつれて、彼の成長と時間の経過をワンカットで描いた演出は、年齢を重ねてゆく主人公の顔をやはりワンカットで捉えた『フライト』(13)での演出を想起させ、何気ないカットに“時間”を凝縮させているのが、やはりゼメキスらしい。
 そして、ワイヤーの上で向きを変えたり寝そべったりするプティの姿は、『フォレスト・ガンプ/一期一会』で、バス停のベンチに座る人々に自分の人生を語っていた主人公のように、また、『キャスト・アウェイ』で、4年間もサバイバルを続けた主人公のように、「留まりながら息をし続け」ており、彼がついに警官たちに取り押さえられて「ショーを終える」ことで、「無愛想な」ワールドトレードセンターに「生命」を与えるという“物語”の1ページを作ってしまい、こんな大胆不敵なストーリーがプティの回想で語られるところも、いかにもゼメキス映画だ。
 作戦決行前夜にプティが正気を失うところがちょっと唐突で中途半端だが、途方もない夢を実現するためにビルに侵入して計画を練ってゆくところは、まるでスパイ映画かケイパー・ムービーを観ているかのようでグイグイと引き込まれる。
 作り手が「実話の力」を信じているのが伝わってくる作品だ。
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