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 3月11日(金)、シネマサンシャイン土浦にて。
 沿岸警備隊隊員の主人公と後に婚約者となる女性の出会いを描いた冒頭は、一見物語の本筋とは関係ないように思えるが、登場人物たちが大切な人々の無事を祈ったり、いがみ合っていた人々が協力して大きな困難に立ち向かったりと、「絆」をテーマにした本作の根幹を成しており、物語のバランスを犠牲にしてでも、男たちと馬との絆を描くことに拘った『シービスケット』(03)のように、作り手が“実話の力”を信じているのが伝わってくる作品となっている。
 特に、主人公を演じるクリス・パインは、『スター・トレック』(09)や『Black&White/ブラック&ホワイト』(12)のような“独断野郎”とは逆の、どこか頼りなげな風貌で、過去に人命を救えなかった自責の念を抱えながらも、「見捨てないぞ、僕がいる限り」と決意する姿がアツいが、物語の後半で、規則に縛られずに己の判断で船員たちを救おうとするところは、“オレ様”な雰囲気はないとはいえ、やっぱりパインらしい。
 また、タンカーが衝撃を受けた時、船員たちの体が一瞬宙に浮くカットや、主人公の操縦する小さな救助艇が巨大な波に呑まれた時、観ている側も方向が分からなくなってしまうようなカットが、パニックを体感させる演出としてヒヤッとさせられた。
 登場人物たちの感情の変化が少々雑だし、鉛色に覆われた映像が妙に地味なきらいはあるが、『フィールド・オブ・ドリームス』(89)や『バガー・ヴァンスの伝説』(00)のように、「古き良きアメリカの魂」を描くときは、“ヘッドライトの奇跡”がよく似合う。
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