5月21日(土)、神保町シアターにて。
 タイムパラドックスが発生しようが、“スピルバーグのお父ちゃん”が出ていようが、新怪獣の名前がいきなり「キングギドラ」に決まっていようが、強引に押し切って「映画」を成立させようとする大森一樹の演出は、公開から25年を経た現在でも展開がスピーディーであり、少々馬力が足りないながらも、かなりの職人技である。
 また、ゴジラの放つ熱線をトルネードのように描いたり、クライマックスの新宿での二大怪獣の対決は、都庁がボロボロになりながら崩れたりと、川北紘一の特撮も力強い。ギドラの首が吹き飛ぶシーンでも、血ではなく金粉が降り注ぐ演出となっており、映像を決してグロテスクにしないところもイイ。ギドラが人間に操られっぱなしなのに比べ、“善悪を超越した存在”としてのゴジラがパワフルに描かれていてカッコイイのだ。
 そしてなによりも、『メカゴジラの逆襲』(75)から16年ぶりにゴジラ映画にカムバックした伊福部昭の音楽が最高。もちろん「ドシラ、ドシラ・・・」には興奮しっぱなしであるが、ハープを使ったゴジラの出現シーンは、不思議な驚きがスクリーンから放たれていた。
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