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 4月20日(土)、T・ジョイ PRINCE品川にて。
 ヒーローに変身して大人の体になった14歳の少年が、ビールを買って飲んでみたり、ストリップクラブを覗いてみたり、『ロッキー3』(82)の主題歌である「アイ・オブ・ザ・タイガー」に合わせて手から稲妻ビームを乱発して小銭を稼いだりと、超人パワーをムダなことにしか使わないのが、いかにもワルガキっぽくて笑える。
 しかし、心がコドモのままであるために、筋肉ムキムキでピチピチタイツの超人であるシャザムになっても、スーパーパワーを奪おうとするドクター・シヴァナが襲って来ると、「戦え、バットマン!」と叫びながらオモチャを投げつけて逃げ出してしまって、どうしようもないくらいポンコツなのである。
 それでも、「家族を救えなければ、ヒーローじゃない」と決心し、血の繋がらない兄弟や姉妹を敵の手に渡すものかと奮闘することで、“真のヒーロー”になるというアツい展開によって、一見すると変化球の作品のようでありながらも、実は「家族」をテーマにした王道のアメコミ映画となっている。
 クライマックスのバトルはダイナミックでサービスてんこ盛りであるがゆえに、却ってテンポをダレさせてしまっているのが残念だが、『デッドプール2』(18)のような茶目っ気のあるラストにはビックリしたし、「アメコミ大好きな子供の空想をそのままマンガにしました」って感じのエンドロールも夢があって楽しい。
 孤独であるが故に邪悪な力に引き込まれたドクター・シヴァナは、シャザムにとって“もうひとりの自分”であり、幼い頃のシヴァナのエピソードがオープニングになっているのも、魔術師から召喚されてもパワーを与えられなかった人々が大勢いるのも、「どんな人間だってヒーローになれるけれども、他人を支配するために力を悪用しようと企んだり、欲望に負けてチャンスを逃したりしちゃ駄目なんだ!」という本作のメッセージであり、シャザムと仲間たちに起こった“奇跡”と相まって、ストレートに心に響いた。
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