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 1月4日(土)、シネマヴェーラ渋谷にて。
 鑑識が犯行現場に落ちていた毛髪を調べたり、主人公の刑事が犯人の姿をマネキンで再現したりと、警察による犯罪捜査にはリアリティがあって引き込まれるし、新聞記者のヒロインが連続殺人鬼の持っていた雑誌のバックナンバーから事件解決の糸口を導き出す展開は、ドラマティックでハラハラさせられる。
 また、マネキンが何も表情のない顔をグルっと観客へ向けるショットには吃驚させられるし、刑事が雨の降る夜の街を見ながら犯人の心理を推理してマネキンに話しかけるシーンは、刑事と犯罪者の感情がシンクロする危うい雰囲気があり、のちにマイケル・マンが監督した『刑事グラハム/凍りついた欲望』(86)を先駆けているようでもある。
 そして、刑事が警察署の部屋から出て誰もいなくなったと思った後、スクリーンに背を向けて動かないはずのマネキンがヌッと立ち上がる瞬間にはギョッとさせられた。「犯人はどうやって警察署に侵入したんだろう?」なんて理屈はどうでもいいのである。
 誰もいない昼下がりの街を独りでアパートへと歩いてくる犯人を捉えたシーンの緊張感に思わず息を止めてしまった後に繰り広げられる工場での銃撃戦にもソリッドな迫力がある。『三つ数えろ』(46)で老いた将軍の執事を演じたチャールズ・D・ブラウンが主人公の上司を演じていたっけな。
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