「ゴジラ対メカゴジラ」を観た。

Category : DVD

 4月18日(木)、DVDにて。
 本作の白眉は、やはりメカゴジラの登場シーンであろう。被っていたゴジラの皮が焼け落ち、佐藤勝のジャズな音楽と共に全身を現す瞬間は、怪獣映画の中でも群を抜くカッコ良さだ。カメラが足元から頭まで映す間に、足や手、そして口元がアップでインサートされ、まさに鳥肌モノ。新怪獣として強烈なインパクトを放っていた。角ばった顔からも、最強の悪役が登場したことを、一気呵成に見せつけてくれる。
 その後、指からのミサイルでゴジラを横転させ、目からのビームと立ち上がったゴジラの熱線とで相打ちになるシーンは、ゴジラがその衝撃で海まで吹き飛び、海を赤く染めるカットで、このロボット怪獣の強さを演出し、問答無用にカッコいい。
 この、カッコ良さ優先の演出は、物語が要求するものでもある。アンギラスの咆哮に呼応するかのように、キングシーサーの眠る岩山が爆発するオープニングは、ハッタリ的な要素が強く、メカゴジラの修理に地球人の博士が利用されるのも、偶然に捕まってしまったようであり、そもそも何故宇宙人が地球人の頭脳を借りるのかが疑問だが、話の辻褄よりも面白さを優先した脚本は、テンポの良さが気持ち良い。
 昭和後期のゴジラ映画は子供向けの内容が多く、本作もその例に漏れないが、キングシーサー復活の鍵を握る置き物の争奪戦は、福田純お得意の軽快なアクション描写と、ハードな展開で楽しめる。岸田森と草野大悟という、容貌からしてクールな二人が、作品にミステリアスな雰囲気を与えている。
 ラスト、全身を磁石の塊にしたゴジラがメカゴジラを引き寄せ、その首をもぎ取る展開は、岸田森たちが宇宙人のアジトを破壊する展開とのクロスカッティングで、相当盛り上がる。何故ゴジラがメカゴジラを金属だと知っていたのかはよく分からないが、面白ければそれでいいのである。
無茶苦茶が理屈を木っ端微塵に粉砕するのは、やっぱり気分が良い。中野昭慶の「カブく」特撮が、それを後押ししているのは言うまでもない。
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コメント:

No title

こんばんは。

メカゴジラに限っては伊福部昭より断然佐藤勝の方が合ってましたね。この映画のサントラは今でも年に何度か聞き返したくなるほど好きです。

前半のゴジラに化けたメカゴジラがホンモノのゴジラと対峙する場面にもワクワクしたものでした。

Re: No title

コメント、ありがとうございます。

佐藤勝の音楽、絶好調ですよね。伊福部昭によるメカゴジラの音楽は、平成版の壮大さがいいなぁと思います。

ゴジラが体を電磁石にしてメカゴジラを引きよせるというのも、いいアイディアだと思いました。

この時代にはこの時代のゴジラの良さがあるなぁと感じます。
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