「ブルー・ジャスミン」を観た。

Category : 劇場公開作品

 5月10日(土)、シネプレックスつくばにて。
 “宙ぶらりんな映画”とでも言ったらいいだろうか。
 夫が不正で大金を稼いでいることに感づきながらも、セレブの生活を手放したくないために目を逸らしたり、過去の思い出を笑顔で話していたかと思えば、次の瞬間には鬼気迫る形相で落ちぶれた現在を嘆いたりと、主人公の行動や言動が、まるで“宙ぶらりん”なのだ。
 しかし、この“宙ぶらりん”な演出は、監督であるウディ・アレンの意図でもあるのだろう。精神が徐々に崩壊してゆく主人公を無視するかのような陽気なジャズや、随所に挿入されるユーモアが、皮肉でありながらも、目を背けたくなるような悲劇に堕することなく、作品に「軽さ」を与えている。
 観客共々主人公を放り出したかのようなラストは、まさに“宙ぶらりん”であり、現在を生きる人々へのアレンからのメッセージなのではないだろうか。
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