「GODZILLA ゴジラ」を観た。

Category : 劇場公開作品

 7月25日(金)、109シネマズ川崎にて。
 物語前半の、史実とフィクションを巧みに融合した展開や、怪獣たちの誕生の秘密や登場人物たちの葛藤を一気に説明し、後半を激しいアクションで描ききる手法は、まるでこれまでのゴジラシリーズに『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(81)をブレンドしたかのようで、なかなかスリリングだ。
 監督であるギャレス・エドワーズの、登場人物たちの「得体の知れない生物への恐怖」を描く手腕には目を引きつけられるが、なんといっても本作のハイライトは、ゴジラと敵怪獣であるムートーとのバトルであり、まさにド迫力だ。
 特に、尻尾で風を切りながらムートーに向かって雄叫びをあげたり、背ビレを青白く光らせて熱線を放ったりするシーンでは、ゴジラの動きが「見得を切って」いるかのようであり、日本のシリーズの伝統をハリウッドが見事に引き継いでおり、とにかくカッコイイ。
 “核への警鐘”というテーマへの踏み込みが少し足りない感じもするが、直線的なフォルムがまるで人工物であるかのようなムートーが、エネルギー源として原子力発電所や核ミサイルを襲い、やがて「自然」を象徴するゴジラによって倒される顛末に、文明の発展を原子力に頼ってきたが故に、自然から手痛いしっぺ返しをくらう人類の姿が、重ね合わされているのかもしれない。
 
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コメント:

No title

こんにちは。

>「人工物の象徴:ムートー」VS「自然の象徴:ゴジラ」

なるほど、言われてみると確かにそうでした。そう考えるとプロット的には「ゴジラ対ヘドラ」に近かったと言うことかもしれませんね(日本側スタッフに坂野義光監督がかかわっていたからでしょうか)

ぼくは放射能火炎を吐く祭の背びれが少しずつ光っていき、波動砲風にエネルギーを充填していくかのような描写も気に入っています(^_^;)

Re: No title

しろくろshowさん

コメント、ありがとうございます。

『ゴジラ対ヘドラ』にプロットが似ているという批評は、書籍やネットでも度々目にします。夕陽をバックにゴジラが登場するカットは、とてもカッコ良かった記憶があります。

放射火炎を吐く前のあのシーンもいいですよね。日本だと思いつかなかったアイディアかもしれません。

しろくろshowさんのブログでもあったように、初代ゴジラをリスペクトしながらも、その呪縛を振り払い、チャンピオン祭り時代まで包含した、新たなゴジラ像に感動しました(善悪を超越した存在であるという意味では、平成VSシリーズに近いのかもしれません)。
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