「サボタージュ」を観た。

Category : 劇場公開作品

 11月8日(土)、シネプレックスつくばにて。
 『ラストスタンド』(13)では、クリント・イーストウッドのような渋みがかった風格が漂っていたアーノルド・シュワルツェネッガーだったが、アクション・スター総出演の『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』では、フツーのおっさんにしか見えず、観ているこちらがなんだかハラハラしたが、デッカイ葉巻を燻らせながら不敵な笑みを浮かべる本作での彼を目にした時は、過去に放っていた“尊大なイヤらしさ”がスパークしていて、ちょっと安心(?)した。
 手ブレを多用したアクション描写は、銃弾の飛び交う激戦に引き摺りこまれたかような臨場感であり、砕け散った肉片までも映し出すといった執拗なまでのディティールへの拘りも、いかにも『エンド・オブ・ウォッチ』(12)を監督した、デヴィッド・エアーらしい。
 ただし、激しいカー・チェイスの後に、シュワルツェネッガーが敵に放つ一言は、緊迫した展開を一気にブチ壊しており、なんだか脱力してしまう。逆に言えば、脆弱な物語を支えているエアーのソリッドな演出は、相当な力量ってことではあるのだけど・・・。
 それでも、西部劇を彷彿とさせるクライマックスでのシュワルツェネッガーのアクションは、まるで『ラスト・シューティスト』(76)のジョン・ウェインのようであり、哀愁が漂っていたのには、目を引きつけられた。
 もしかしたら、ウェインやイーストウッドといった、スクリーンでの“タフな男”のレジェンドを引き継ぎたいのかもしれないが、そんな野心(?)は腕を振り上げた大仰な演技で払いのけ、もうちょっと、イカツイ巨体で暴れまわってほしいものではある。
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