「ニッポン無責任時代」(62)を観た。

Category : 劇場公開作品

 11月13日(木)、シネプレックスつくばにて。
 自分にとってこの作品は、“和製ハードボイルド”である。
 会社の社長に取り入ってスピード出世してゆく主人公の猪突猛進を主軸としながら、周囲で巻き起こる数々のトラブルを、彼が口八丁手八丁で解決してゆくエピソードが挟まれてゆく物語の構成は、まさにハードボイルドの手法そのままであるし、世間に対して己の信条を貫き通し、最後の最後まで自分の心情が変わらないところも、ハードボイルドの主人公に共通する性格だからだ。
 銀座の街を主人公が逆立ちして歩くシーンで、両脇にいるサラリーマン2人が彼の足を持ってあげたり、でっかいステージで歌っていると思ったら、実は宴会の小さなステージだったりと、フィクションの中に「映画が撮影されているという現実」がニュッと顔を出すところが、いかにも監督の古澤憲吾らしいし、それをきちんと喜劇として成立させてしまうところがスゴイのである。
 主人公を演じる植木等の放つ、とてつもないパワーに圧倒される傑作である。
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