『青いドレスの女』(95)を観た。

Category : DVD

 1月1日(木)、DVDにて。
 腹に一物ある人々に翻弄されながらも、己の肝っ玉の太さだけを頼りに、事件の真相に辿り着こうと奮闘する主人公の姿からは、まるで『チャイナタウン』(73)を想起してしまうが、本作は「職にあぶれた一人の男が、悪戦苦闘の末に私立探偵になるまで」の物語であり、主人公を演じるデンゼル・ワシントンが、野暮ったいながらもなかなかイイ。自分の存在意義を見出した主人公を捉えたラストは、後に『イコライザー』(14)で演じることとなる、“市井のヒーロー”の片鱗が垣間見え、カッコイイ。
 また、主人公の旧友を演じるドン・チードルが、自分の名前を白状しないヤクザにキレて、何食わぬ顔で肩を撃ち抜いたり、仲間を助ける邪魔になると思い、縛るのが面倒くさくて、捕まえていた裏切り者を絞め殺したりと、強烈なインパクトを放っている。短気な性格と殺人を主人公に咎められても、「お前を救うためだ」とか、「こいつを俺に預けるからだ」と、けろりと言ってのけるふてぶてしさが、マッドでブラックな笑いを振り撒いている。
 そして、青い闇の中で繰り広げられる銃撃戦での、撃たれたヤクザたちが人形のようにバタッと崩れてゆく様を映した、バイオレンス描写が凄まじい。一味のボスを演じるトム・サイズモアの、血だらけになって倒れながら、狙いも定まらないまま銃を撃ち、地べたを這いながら息絶えるシーンは、エキセントリックな悪役らしい死に様であった。
 作品としてきちっとまとまり過ぎているがために、物語の馬力が少々弱く感じられるのが残念ではあるが、クセモノたちの跳梁跋扈がいかにもハードボイルドらしい佳作である。
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コメント:

あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いしますm(__)m

年が明けて二日経ちましたがまだ映画を1本も見ておりません・・・(ーー;)
今夜くらいは何とかしようと思っているところであります。

そんなダラったした元旦生活を満喫している私ですが、今年も宜しくお願いいたします(^^)

ご挨拶が遅れました。

あけましておめでとうございます。

何故か今年はハードボイルドで幕開けとなりました。
ガメラの新作がやるのかやらないのか、なかなか難しいのかなぁ・・・。

今年もよろしくお願いいたします。
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