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『ゴジラ対ヘドラ』(71)を観た。

Category : 劇場公開作品

 1月9日(金)、新文芸坐にて。
 妙なモノを観ちゃった、という感じだ。
 なによりもヘドラが強烈なインパクトを放っている。ゴジラの熱線を受けた後、四つん這いで体をモゾモゾさせる様や、ゴジラと対峙したとき、両手を構えてジリジリと様子を見る動きが、まるで人間のようで気色悪い。ヘドロの怪物を生み出した原因は人間であることが、ジワジワと網膜に刻み込まれるかのようだ。
 昭和40時代のゴジラ映画は子供向けという印象が強いが、ヘドラのまき散らす硫酸ミストを吸った人々が白骨化したり、ゴジラもヘドロで片目が潰れたりと、なんとも痛々しい。富士山麓でのゴジラとヘドラの対決は緩急に欠いた展開ではあるが、そのことが逆に異様な雰囲気を放っており、若者たちがヘドロにまみれて死んでゆくシーンと相まって、終わることのない悪夢を見させられているような気分になる。
 それでいながら、ゴジラが手を十字にかざしてヘドラの光線を避けるカットは、ウルトラマンがスペシウム光線を放つポーズを真似たみたいだし、逃げるヘドラを捕まえるために空を飛ぶ場面は、尾っぽを抱えた姿がなんとも可愛らしく、子供への“サービス”もきちんと演出しており、なんだか作品としてイビツなのである。
 観る者にテーマを訴えようとする姿勢が強すぎるのは鼻につくし、映像の左右を反転したカットが何度か使われているため、ゴジラの受けた傷の左右が逆になってしまい、繋がりに「?」なところが散見されるのが引っかかるが、作り手のパッションが剛速球のように炸裂した、クセの強い異色作であることだけは確かである。
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コメント:

No title

こんばんは。

麻雀しているところにヘドラの破片が飛び込んでムチャクチャになるところは怖かったですね~(ーー;) 私あれはしばらくトラウマになりました。

それとこの映画は私の映画館デビューでもあり、初ゴジラ映画でもあるのでたいへん思い入れは深いです。是非もう一度劇場で再見したいと思っていたので大変羨ましい限りです。

Re: No title

こんばんは。コメント、ありがとうございます。

麻雀のシーンはグロかったですねぇ。実は13年前にもスクリーンで観ているのですが、プリントの退色がひどく、観にくかったのを覚えています。今回のプリントはきれいな状態でうれしかったです。赤ん坊がヘドロに埋れていくところも、小さい画面ながらもイヤ~な感じがプンプンしていました。

後世にまで語られる今作が初ゴジラ映画というのは、なかなか貴重ではないでしょうか。ちなみに私は『ゴジラVSビオランテ』で、今回はこの二作品が同日に上映されていました(『ゴジビオ』は以前に感想を書いたので、今回は割愛しました)。
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