『ブラック・レイン』(89)を観た。

Category : 劇場公開作品

 1月25日(日)、シネプレックスつくばにて。
 “異界”としての大阪のビジュアルが、とにかくカッコイイ。監督のリドリー・スコットによる、現代の『ブレードランナー』(82)といった感じであり、それゆえ、ラストの闘いの舞台にオリエンタリズムな雰囲気がプンプンしていても、なんら違和感なくスクリーンに見入ってしまう。
 そんな異境で戸惑いながらも、取り逃がした犯人を捕まえようとする刑事を描いた物語には、『フレンチ・コネクション2』(75)があるからそれほど斬新ではないし、ドラマ冒頭での主人公の人となりを描くところは、いかにも「段取り」な感じがして、ちょっとモタつくが、出番の決して多くない役でさえ強い存在感を放っているところが、いかにもビジュアルで映画を描こうとするスコットらしい。
 激しいバイオレンス描写が多い本作であるが、主人公を演じるマイケル・ダグラスが、自分を助けてくれた女性の部屋で、相棒の死を静かに悲しむシーンや、うどんを食べながら犯人の情婦を張り込んでいる時、警部補を演じる高倉健が、ダグラスに彼の過ちを諭すシーンのように、サスペンスの狭間に挿入される場面が、抑制が効いているがゆえに、強く印象に残る。
 そして、ハンス・ジマーの主題曲が、男たちの哀しみや怒りをエモーショナルに表現していて、とにかくアツい。『ザ・ロック』(96)といい、『グラディエーター』(00)といい、この人のアクション音楽は、理屈抜きにイイんだな。
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