『恐怖の土曜日』(57)を観た。

Category : DVD

 2月14日(土)、DVDにて。
 本編の約半分の時間を割いて、小さな田舎町の住人たちが抱える葛藤を炙り出しつつ、三人の男たちが強盗を計画してゆく状況も描いてゆき、クライマックスの銀行襲撃によって、人々の運命が突如として変わっていく様を、タイトな展開によって観る者を巻き込んでゆく監督のリチャード・フライシャーの手捌きがスゴイ。
 ラストのアクションは、被弾した男たちが苦痛の表情もなくバタッと倒れてゆく様が、人間が息をしない“物体”になった瞬間を見せつけられたかのようで、ゾクッとさせられる。
 出演者では、サディスティックな犯罪者を演じるリー・マーヴィンが凄まじい。ぶつかってきた子供の手を足でグリグリと踏みにじったり、強盗の最中に命令に逆らった女性を躊躇なく射殺したりと、後の主演作である『殺しの分け前/ポイント・ブランク』(67)でのプロフェッショナルな雰囲気は微塵もなく、まさに“狂犬”だ。
 せっかく『暗黒街の弾痕』(37)のシルヴィア・シドニーが出演しているのに、大して出番もないのが勿体ないが、キビキビとした演出に、思わず手に汗握る佳作である。
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