『アメリカン・スナイパー』を観た。

Category : 劇場公開作品

 2月21日(土)、109シネマズ川崎にて。
 自分の信念に従い、狙撃の才能によって仲間を守りながらも、戦争によって己の精神を蝕まれてゆく主人公とその家族を、監督のクリント・イーストウッドは、「あるがまま」に描いてゆく。
 戦場で幼い子供を射殺するか否かの状況に巻き込まれるシーンや、救えなかった仲間の棺にネイビー・シールズのバッジを捧げたりする場面の“反復”が、息の詰まるような緊張感と、どうしようもないやるせなさを、物語から引き出している。
 それでも、この作品が説教臭い反戦映画に陥らなかったのは、主人公を狂気に駆りたてる敵のスナイパーとの死闘をきっちりと描き、「戦争アクション映画」としても手堅く成立させているからだろう。両者とも守るべき仲間と家族を持ち、互いに憎みあいながら息の根を止めようとする様は、まるで『ダーティハリー』(71)での「絶対的な正義」の刑事(クリント・イーストウッド!)と「究極の悪」である殺人鬼との、正反対のようでありながらも似た者同士の死闘を彷彿とさせる激しさであった。
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