『チャッピー』を観た。

Category : 劇場公開作品

 5月29日(金)、シネマサンシャイン土浦にて。
 『第9地区』(09)や『エリジウム』(13)で、監督のニール・ブロムカンプは“異形へと変化してゆく肉体”を執拗に描いていたが、モーション・キャプチャーで本作の主人公であるロボットを演じたシャルート・コプリーは、当然ながらスクリーンに本人の姿が映らない。
 しかし、物語の展開においてではなく、現実の撮影において“肉体の変化”がなされており、実在の音楽ユニットを実名で登場させているように、虚構と現実の狭間を曖昧にしたいブロムカンプが意図したかどうかは分からないが、結果として作品のテーマを反映しているように思う。
 登場人物たちの感情の変化が粗っぽいのが残念だが、相変わらずアクションはド派手でエンターテインメントしているし、チャッピーを破壊しようとするエンジニアを演じるヒュー・ジャックマンの、イカツイ巨体のロボットを遠隔操作して、笑いながら人々を殺してゆく狂いっぷりは相当に強烈。それだから、怒ったチャッピーがジャックマンをデスクに叩きつけたり天井に投げ飛ばしたりするシーンが、痛々しくも痛快なのだ。
 そして、手垢のついた趣向ではあるものの、「あぁ、やっぱり物語にきちんと落とし込んでいるなぁ」と、ブロムカンプの拘りを感じさせるラストであった。
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