『オデッセイ』を観た。

Category : 劇場公開作品

 2月6日(土)、109シネマズ川崎にて。
 『ブレードランナー』(82)でも漂っていた “弛緩した緊張感”が、たった独りで地球からの救援を待ちながら、火星でのサバイバル生活を強いられる主人公の心情とマッチしており、決して明るい表情ではないマット・デイモンが皮肉なジョークを言いながらポジティヴに行動する様子が、ディスコ・ミュージックを用いながらもカラッとしきれないところが、監督のリドリー・スコットらしい。
 また、主人公たちに容赦なく迫り来る砂嵐は、『キングダム:神と王』(14)で3Dでの太陽の光に目を引きつけられたように、ディテールに拘った演出に息を呑むし、主人公と彼を死んだと思って火星から撤収したクルーたちとのやりとりには、“許し”というテーマが垣間見られ、やっぱりスコットの作品だなぁと感じさせる。
 そして、「70億人が彼の還りを待っている。」映像がスクリーンに映し出されたとき、まさに主人公が困難を乗り越えて地球に戻ろうとする「現代のオデュッセウス」となり、クライマックスは一気に壮大なムードになる。アポロ11号の月面着陸を見守った世界中の人々の姿を想起させ、グッときた。
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