『ヘイトフル・エイト』を観た。

Category : 劇場公開作品

 2月28日(日)、MOVIXつくばにて。
 登場人物たちの果てることのない会話によって物語が進行していくため、『リオ・ブラボー』(59)のような“筋のない映画”を、監督のクエンティン・タランティーノは目論んだのかなぁと思ったが、後半で隠れていた「何か」がニュッと現れた瞬間に、ガッチリと構成された作品であることも正体を現し、やはり「いつものタランティーノ」なのである。
 物語でもクセのある男女が「正体を曝け出す」意表を突いた展開がタランティーノ作品ではお馴染みだし、密室で激しいヴァイオレンスが繰り広げられるのも、デビュー作である『レザボア・ドッグス』(92)からずっと変わらない。『ユリイカ』12月号 第41巻第15号(通巻575号)で蓮實重彦が指摘していたように、「なかなか死なない血だらけの男たち」がやたらと出てもくる。
 しかし、『レザボア・ドッグス』が「信頼が裏切られる」結末であったのに対し、本作は「恨みあっていた人々が信頼しあう」ラストになっており、“リンカーンからの手紙”も効いていて、なかなかアツいのだ。
 カート・ラッセル演じる賞金稼ぎに顔を何度も殴られたり、やはりラッセルの大量の吐血を顔面に浴びて悲鳴をあげたりと、散々な目に遭うジェニファー・ジェイソン・リーの演技が凄まじく、またオカシかった。
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