『マグニフィセント・セブン』を観た。

Category : 劇場公開作品

 1月27日(金)、シネマサンシャイン土浦にて。
 主人公の賞金稼ぎが、蜃気楼のように地平線の彼方から登場するシーンは、『荒野のストレンジャー』(73)のオープニングを想起させ、彼と町を支配しようとする資本家との因縁は、まるで『ペイルライダー』(85)のようであり、虐げられた人々を助けようとする「正義」の根幹に「復讐」の情念が漂わせた展開は、『荒野の七人』(60)のリメイクでありながらも、どこかクリント・イーストウッドの手がけた西部劇を彷彿とさせる。
 とは言っても本作の賞金稼ぎは、イーストウッド作品の主人公たちのような“幽霊”ではなく、あくまで“人間”として描かれているが、文明が発達するにつれて時代に取り残されてゆく存在が、皮肉にも住民たちの一縷の望みとなる展開は、『シェーン』(53)をもイメージさせ、やはり“幽霊”による悪党退治である。
 7人のプロフェッショナルと町の人々との絆がそれほど描かれていないため、互いに協力し合う過程のエモーションがちょっと薄いし、悪漢の手下がそれほど強くもなく、もっと暴れてくれればアクションのテンションが上がったかと思うと、少々残念だ。
 それでも、アップを用いて登場人物たちの間に迸る緊張を引き出した演出や、ならず者の一団が馬に乗って荒野を駆け抜けるのを高速移動で捉えたカットの臨場感は、とにかく迫力がある。
 そして、ヒーローたちの決断に熱気が立ち込めるところは、やはり監督のアントワーン・フークアらしい。
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