『この世界の片隅に』を観た。

Category : 劇場公開作品

 3月1日(水)、シネプレックスつくばにて。
 寝ながら天井の木目をなぞったり、手を交差させながら少ない食材を数えたりと、本作では主人公の「指」の動きを思わず観てしまうが、爆弾によって姪っ子と右手を失った瞬間が大好きな絵によって表現されたり、故郷の広島から吹き飛ばされてきた障子に子供の頃の思い出が映し出されたりする場面では、主人公の“喪失”が描かれながらも、決して映像が陰惨になることはなく、日記のような展開によって、「苦しみ」と「笑い」が交差する物語が引き立っている。
 また、青空を徐々に埋めてゆく爆弾の煙を様々な色彩で塗りつぶす想像をするシーンや、小さな明かりが少しずつ戦争の終わった呉の街に灯ってゆく場面では、幻想のような、または夢想のような、アニメでしかできない演出の力を感じた。
 オープニング曲である「悲しくてやりきれない」の、コトリンゴの呟くような声もイイが、主人公の声を担当したのんの、なんともいえない情感を漂わせた声には、グッと耳を引きつけられた。
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