「復讐捜査線」を観た。

Category : 劇場公開作品

 8月1日(月)、池袋東急にて。
 目の前で娘を射殺された刑事が、事件を捜査するうちに、国家規模の陰謀に踏み込んでゆくという物語。
 「リーサル・ウェポン」や「ペイバック」など、心に狂気を持った男を演じさせると、メル・ギブソンは抜群に上手い。敵を睨みつけるときの、狂犬のような目がスクリーンに映える。ラスト、ためらいもなく標的を撃ち殺してゆくシーンは、演技の域を超えている。
 監督のマーティン・キャンベルも冴えている。「マスク・オブ・ゾロ」や「007/カジノ・ロワイヤル」など、主人公を中心にした映画で、とても面白い作品をモノにするが、今回も手堅い演出で物語を構築する職人的手腕の重厚さがとても良い。
 また本作では、いきなり人が車に引かれたり、急に仲間同士で殺し合いが始まったりと、突発的なバイオレンスが目に焼きついて離れないが、編集のスチュワート・ベアードの手腕の賜物だろう。映画を観ていると、キャンベルがベアードを信頼しているのがひしひしと伝わってくるのだ。
 後半の展開が少し急な感じもするが、死が迫っているギブソンの焦燥を物語が体現していると思えば、気になるほどでもない。三人の力が十分に発揮された、パワフルな快作の誕生である。
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