「ロンドン・ブルバード­‐LAST BODYGUARD‐」を観る。

Category : 劇場公開作品

 1月8日(日)、銀座シネパトスにて。
 出所した元ギャングが、引退した女優のボディガードをしながら、自分を再びギャングの道へ引きずりこもうとする悪友やボスに戦いを挑む物語。
 過去を断ち切って自由を手に入れようとする、全く違った道を歩んできた男女が、再び逢うことを誓いながらも、互いに元来た道に戻ってしまうという、話の展開があまりにもありきたりであるため、盛り上がりに欠ける。
 また、原作を大胆にアレンジし、カッチリとまとめたものの、いなくてもいいような登場人物も目立ち、作品の雰囲気を作り出しているとはいえ、物語の枝葉としては無駄でしかなく、脚本と監督を担当したウィリアム・モナハンは、本作が初演出のためか力が入りすぎてしまい、手堅い作りが妙に味気ないものとなってしまった。
 とはいうものの、主人公の元ギャングを演じたコリン・ファレルが、本作の最大の見どころだ。暴力的な男ながらも家族や友人への優しさを忘れないこの主人公には、タフな犬みたいな顔をしながらも、どこか目が可愛げなファレルがふさわしく、まさに、はまり役だ。
 キーラ・ナイトレイやレイ・ウィンストンらの演技も素晴らしいが、黒いサングラスにブルーのスーツでキメて、筋肉で盛り上がった胸板を突き出しながら、ロンドンの街中を颯爽と歩くファレルの姿をスクリーンで観るだけでも、この作品には価値があるではなかろうか。

追記
本作の原題は「LONDON BOULEVARD」であり、「ロンドンの大通り」という意味である。ちなみに、新潮文庫の「ロンドン・ブールヴァード」(ケン・ブルーエン 作 鈴木恵 訳)では、“ブールヴァード”は、“並木道”と訳されている。“ブルーバード”で“青い鳥”ではない。
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