「ステキな金縛り」を観る。

Category : 劇場公開作品

 1月9日(月)、土浦セントラルにて。
 被告の無罪を立証するため、戦国時代の落ち武者の幽霊と供に悪戦苦闘しながら、事件の真相を究明しようとする女性弁護士の物語。
 自分の不運や失敗にもめげずに奮闘する主演の深津絵里のキュートさはもちろん、テレビのおかげで、やたらと現代の言葉に詳しい幽霊役の西田敏行や、幽霊なんて存在しないなんて言いながらも、はっきりと西田の姿が見えている自分に動揺する検事役の中井貴一など、とにかく役者の演技が楽しい。
 特に、西田が法廷に出られる日没までなんとか時間を稼ごうと、深津の上司を演じる阿部寛が、日頃練習しているタップダンスを、裁判長の前で満面の笑みを浮かべて披露するシーンは爆笑した。
 しかし、撮影現場で深津の恋人に西田が演技のアドバイスをするシーンや、何故幽霊が見える人と見えない人がいるのかを深津が検証するシーン、そしてエセ陰陽師役の市村正規のしつこいくらいの登場場面など、物語にたいして関係のないエピソードに時間を取り過ぎており、展開を停滞させている。監督である三谷幸喜の、観客へのサービス精神や丁寧な説明は理解できるが、その過剰さが鼻についた。
 とはいうものの、皮肉ながらも温かなラストはなかなか小気味よい。少し内容を詰め込み過ぎではあるが、楽しい映画を作ろうとする三谷の思いがこもった、えくぼのある力作となった。
スポンサーサイト

コメント:

非公開コメント

プロフィール

HORIDASHIDOGU

Author:HORIDASHIDOGU
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR