「大怪獣バラン」を観た。

Category : DVD

 1月21日(土)、DVDにて。
 現代に蘇った怪獣バランの破壊を阻止しようとする人々の物語。
 海上でバランを撃滅するための様々な作戦を矢継ぎ早に展開させるところなど、物語の進行は速いものの、単品としてか連続ドラマとしてかは分からないが、もともとアメリカでのケーブルテレビ用として製作され、途中から劇場公開作品に変更された経緯からなのだろうか、テンポがギクシャクしており、無理やり編集をし終えたみたいな、観ているこちらがハラハラするような据わりの悪さを感じる。
 また、『ゴジラ』や『ゴジラの逆襲』といった、それまでの東宝特撮映画のフィルムを多く使用しているため、映像の繋がりに違和感がある。
 とはいうものの、本作に捨てがたい魅力があるのも事実。なによりバランの造形が素晴らしい。透き通った棘に筋肉質な体、そして鋭く尖った爪が獰猛な肉食獣を思わせる。手を前方に構えてゆっくり歩く時の「怪獣らしさ」とは反対に、防衛隊の攻撃を受け、引き締まった手で頭を押さえて苦しむシーンは、人間っぽくも見えて妙に気持ち悪い。
 そして、人間に迫り来る「脅威」としての怪獣の存在に、力点を置いて描いている点も見逃せない。バランが迫ってくると強風が人々を包み込むカットは、後にバランが飛行するシーンをすんなりと受け入れさせる伏線の役割があり、整合性よりも感覚を大事にした、良い意味でハッタリ感のある演出が楽しめる。
 クライマックスは羽田空港でのバランの暴れっぷりや、人類側のバラン撃退の奇策など、面白い場面はあるのだが、全体として盛り上がりに欠ける物語なのが、やはり惜しい。部分部分はキラリと光る作品だけに、残念だ。
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