「ペントハウス」を観た。

Category : 劇場公開作品

2月4日(土)、シネマサンシャイン土浦にて。
性悪な大富豪に年金を着服された最高級マンションの管理人と使用人たちが、富豪の財産を強奪しようとする物語。
劇中にスティーブ・マックィーンの愛車が映し出され、そういえばマックィーンも『華麗なる賭け』という強盗モノに出演していたよなぁなどと思いながら映画を観ていたが、本作の登場人物たちは、預けていた自分たちの金を取り戻すという、切羽詰まった理由があるわけで、自らの可能性を試すために世間に挑戦するというカッコ良さは微塵もない。
逆に、ベン・スティラーがその車をゴルフバットでボコボコにしたり、巨大なビルの上から宙吊りにしたりと、「アンタの時代はもう終わったの!」とばかりに、富豪を演じていたマックィーンを茶化しているようなのだ。まぁ、格差社会というアメリカの現在を映し出したかのような内容は、単なる偶然なのだろうが・・・。
そのような庶民たちの強奪計画を、監督のブレット・ラトナーは軽快なテンポで一気に物語る。オープニングで登場人物たちの人となりを流麗なカメラワークで描いたり、スティラーが暴走する車を追いかけるシーンにある種の爽快感を漂わせたりと、1970年代のアクション映画の雰囲気が、ラトナーの作品には充満している。
もっとも、メンバーたちが下準備をする描写はもっと粘りがほしかったり、スティラーとエディ・マーフィの子供時代の話が回りくどかったりと、この“軽さ”が仇になっている部分もある。
とはいえ、ラストでの、インチキ大富豪とスティラーたちの対決は、一つ一つのセリフが決まっており、痛快な気分になる。この終わり方には、本来ブルーカラーの役を得意としたマックィーンも、天国でニンマリしているのかもしれない。
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