「大巨獣ガッパ」を観た。

Category : 劇場公開作品

 3月13日(火)、シアターN渋谷にて。
 南海の孤島から連れ去られた子供を取り戻すために日本に襲来した、父親と母親のガッパと、二匹の進行を喰いとめようとする、子供を連れ帰った雑誌記者と科学者たちの物語。
 巨大な足が宴会場をぶち抜く様や、二匹が河口湖から飛び立つときに津波が起こり、付近の商店街が壊滅してしまう様など、ガッパを巨大に見せる演出が上手い。雌が口にデカイ蛸を咥えているのも、説明はないが子供への餌なのであろう、「生物」としての怪獣を演出しようとする作り手の志が良く出ている。割れた卵を見つめるシーンや、熱海城で戦闘機と戦うシーンでの、ギョロついた目のアップがなかなかの迫力。
 もちろん怪獣本来の魅力もたっぷりで、熱海に出現する時に青白い光がパパパッと輝き、一瞬暗くなったかと思うと、海面がブクブクと勢いよく盛り上がるカットや、口から光線を吐いて自衛隊を蹴散らすシーンなど、見所も多い。
 地震で石像が粉々に壊れるシーンや、うっすらとモヤがかったジャングルの中など、ハッとするような映像も多いのだが、島の人々の集落に着くまでの道のりが、えらく淡々としてつまらないし、ガッパの存在を疑う、雑誌社の社長とその取り巻きとのやりとりも冗長だ。度々触れられていたとはいえ、ラストに主人公の記者とカメラマンの恋愛が入り込むのもちょいと唐突な感も。『宇宙大怪獣ギララ』もそうだったが、教訓とラブストーリーを盛り込みたいのは、映画の盛り上げ方として理解できなくもないが、その無理やり感が興を削ぐ。まぁ無理やりというよりも、様々な要素を融合させる話術が成功していない感じのほうが強いのであるが・・・。
 無難に楽しめる怪獣映画であり、それ以上でも以下でもないが、オープニングとエンディングに流れる主題歌は、朝日に向かって飛び立つ三匹のシルエットと共に(それと山本陽子の脚)、頭にこびりついて離れない、強烈なインパクトを持っている。
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