「キラー・エリート」を観た。

Category : 劇場公開作品

 5月12日(土)、ワーナー・マイカル・シネマズ守谷にて。
 囚われた師匠を助けるために再び殺し屋稼業に戻った男と、彼を追う元特殊部隊の刺客との戦いの物語。
主役であるジェイソン・ステイサムの、相手に挑みかかるようなタフな面構えや、彼を追うクライヴ・オーウェンの、厭世的でありながら静かな熱さを漂わせた表情が、映像を引き締めている。病院内での二人の格闘は、カット割りが多すぎるきらいはあるものの、なかなかの迫力であり、アクション・スター同士の“夢の対決”が楽しめる。
 しかしスクリーンに目を釘付けにさせるのは、なんと言ってもロバート・デ・ニーロの存在だろう。メキシコの街中で、白昼堂々ターゲットにマシンガンをぶっ放す姿や、地下鉄で、敵の脚にサイレンサーで狙いを定める時の鋭い目つきなど、全てがホレボレするほど様になっている。敵の車に銃弾を放った後、「車を殺した」とステイサムに呟くシーンなど、もう人は殺さないという男同士の約束を忠実に守ろうとする男気もカッコイイ。
 また、瞬発力のあるアクションも見所だ。見張りに水を持ってこさせ、手にしているコップを顔面にぶつける素早さや、椅子に縛られたまま体を回転させて敵を倒す大胆な躍動など、まさにステイサムの独壇場。車のドアに爆薬を仕掛ける時の水際立った動きだけでも、「あぁ、自分はアクション映画を観ているんだなぁ」と思わずニンマリしてしまう。
 そして、暗殺チームがトラックを遠隔操作で標的にぶつけるシーンや、恋人の髪に一発の銃弾が残されていることにステイサムが戦慄するシーンなど、「動」と「静」の緊張感も見事だ。
 とはいうものの、素直に傑作とは言い難い。再び人殺しはすまいとするステイサムの掟が守られているようには見えないし、物語を包む戦争の影が濃すぎて、時々辛気臭くなる。主人公の心情を整理し、物語をもう少し男たちの戦いをメインにしていれば、よりパンチの効いた作品になったかと思うと残念である。
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