「追いつめられて」を観る。

Category : DVD

 6月22日(金)、DVDにて。
 安っぽいロマンス映画に思わせて、物語をサスペンスに転換させる手腕は鮮やかだし、汗臭さを感じさせない清潔感のある雰囲気が魅力の、主役であるケビン・コスナーのアクティブな姿をはじめ、くたびれた猛犬のようなジーン・ハックマンの、ギラツキの中に垣間見えるオドオドした表情や、上司に対して懸命に忠誠を尽くしても邪険に扱われるウィル・パットンの、哀れさと怒りを漂わせた佇まいといった、俳優たちの巧みな演技も、本作の見所であろう。
 しかし、展開は面白いとはいえ、物語自体がフラッシュバックによって構成されており、作品の着地点が分かっているため、ラストの驚きはそれほど感じられず、ひとつひとつのエピソード自体が長く感じられ、ロマンスとしては尻切れトンボだし、サスペンスとしては少しばかりキレに欠ける。
 ソツのない仕上がりは、監督のロジャー・ドナルドソンらしい手堅さだが、同時にそれが物足りなくもある。展開にもう少しタイトさがあれば、より緊張感溢れる作品になったかと思うと残念である。
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