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「原子怪獣現わる」を観る。

Category : DVD

 9月17日(月)、DVDにて。
 核実験で現代に甦った怪獣がニューヨークを破壊するという物語からして、アメリカの『GODZILLA』(98)は、本作のリメイクをやりたかったに違いない。日本のキング・オブ・モンスターの原点を、名前を拝借して作るとは、歴史の巡り合わせは面白い。この作品、物語は切れ味に欠けるため、リメイクのし甲斐があると踏んだのだろう。
 オープニングの北極での核実験のシーンは、ニューズリールの使用やナレーションによって、ドキュメンタリー・タッチになっており、低予算を逆手に取った、重みを感じる映像となっている。この作風で最後まで通していたら、なかなかシブい作品となったろうに、最初のみで終わってしまうのが残念だ。主人公なぞ、その辺をフラフラしているだけで、登場シーンにインパクトがまるでなく、ヒロインと演劇を鑑賞しているシーンの顔など、どうも間が抜けている。
 そんな主人公が、クライマックスの、炎上するローラーコースターから脱出するシーンは、緊迫感がないにも程があるのだが、入り組んだ足場の後ろに佇む怪獣の姿は、なかなか様になっている。暗闇の中、怪獣が船や灯台を破壊するシーンは、月明かりを反射した波が美しく、単なる破壊のカタルシスにとどまらない名シーンだ。冒頭の、吹雪の中に怪獣が出現するシーンといい、実写との合成がひとつの画を完成させているだけでなく、美しさにまで到達しているシーンがあるのも、この作品の魅力だろう。怪獣の流した血痕を追うも、未知の病原菌のために次々と脱落してゆく兵士たちの姿は、モノクロ画面の織り成す光と闇が、黙示録的な美しさを創り出している。
 物語の展開は回りくどいし、決して盛り上がるわけでもないが、特撮が創り出す映像の美しさはいつ観ても目が釘付けになってしまう。レイ・ハリーハウゼンのストップモーションのなめらかさは、職人技を通り越して芸術の域に達している。より滑らかな動きとはいえ、手作りの繊細さを前に『GODZILLA』のCGはなんとも味気ない。
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